焼きハゼの出汁を使った仙台雑煮

ハゼは淡白な白身の魚ですが、骨が多く、また、大量には獲れないので、魚市場にはあまり乗らず、主に釣り人用の魚として親しまれています。
ハゼの種類は2100種類以上あるといわれていて、河川域、汽水域、海水域いずれの水域の底辺で生育することができ、もっとも繁栄している魚類の一つとされていますが、その評判はダボハゼと比喩されたりして、余りいいイメージのない魚類です。
しかし、ハゼの味は知る人ぞ知る第一級の味で、その淡白な味は天ぷら、フライ、刺身など何にでも合います。
料理の中で、最も合う料理は、仙台雑煮だと思います。
その豪華絢爛さは、全国の雑煮のトップクラスといっていいと思います。
そのおいしさの秘密は、何といっても出汁です。仙台地方では、12月になると、焼いて天日干しした焼きハゼが魚屋を中心に並べられます。
この焼きハゼの出汁は、カツオだしや昆布だしとも違う、絶妙な味です。

仙台雑煮は、ひき菜と呼ぶ大根、人参、牛蒡を千切りにして茹でたものを冷凍にした野菜と焼き餅を入れ、沸騰させた焼きハゼのだしを注ぎ、出汁に取った焼きハゼとかまぼことイクラと柚子の千切りを載せて完成です。
焼きハゼの絶妙な出汁で食べる雑煮は、知る人ぞ知る天下一品の味といっていいと思います。